シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ★★★☆☆

予告編を見てからほとんど期待してなかったので、上映終了間際まで見るかどうか迷っていた作品だが、結果として映画館で見て大正解だった。
たしか原作は小学生のころに有名な作品は読んでいたが、さすがに今となっては記憶も薄れていて、また原作ファンというわけでもないので原作と比較するような感情は一切なしで見たのがよかったのかもしれない。
僕はTV版のホームズを見たことがないので実際に映像化されたホームズはこれが初めてになる。
ロバートダウニーJrのホームズは意外としっくりきていて変人っぷりが見ていてとても面白い。なんとなく原作だとワトソンが3枚目キャラな気がしてたけれどもジュード・ロウのワトソンはなかなかおいしい役で正統派2枚目なかんじでした。

推理もののオチとしてもっと超常現象や神秘主義のはいったトンデモなものが用意されてると思ってたらあんがい現実路線で踏みとどまっていて、あくまでホームズが科学の人なのがいい。まぁ現実路線といってもトリックは少年探偵団を思わせるようなものだけど。
映像は多めのカットやスローモーションを多用したガイ・リッチーらしい演出で、やすっぽいCGもあってかあまりハリウッド映画っぽさを感じさせずどっちかというとアニメの実写版のような感覚だった。
たぶん『ルパン3世』とかが実写になったらこんなかんじになるんじゃないかと思うね。ただやっぱり僕はもっと重々しいホームズが見たかったかな。