ザ・シューター/極大射程
『ザ・シューター/極大射程』 ★★★★☆
「このミス」でダントツ1位だった「極大射程」の映画化。これは中々面白い
監督は男らしい映画を撮ることで有名なアントワン・フークア。
主演は「ディパーテッド」でアカデミー賞を受賞したマーク・ウォールバーグ。
悪役には「リーサル・ウエポン」シリーズや「SAW」などで刑事を演じたダニー・クローバー。
この映画の宣伝でやたらと強調されているのが「このミステリーがすごい」で1位をとった小説「極大射程」の映画化だということだが映画のストーリーはやや単調に感じた。
原作は上下2巻で500ページを超えているので、それを2時間でまとめたのは凄いと思ったけど、もうちょっとどんでん返しがほしかったかな。
原作のことを一応話しておくと、ボブ・リー・スワガーシリーズは3作と番外編1作が製作されており、この「極大射程」が第1作目となっている。
さらに主人公の父親アール・スワガーを主人公としたシリーズも3作作成されている。
ボブ・リー・スワガーシリーズ
ダーティーホワイトボーイズ(番外編)
極大射程
ブラック・ライト
狩りのとき
アール・スワガーシリーズ
悪徳の都
最も危険な場所
ハバナの男たち
私はそんなに銃器には詳しくないけど、劇中の銃の扱いはかなりリアルなんじゃないかと思う。
その昔「山猫は眠らない」というザバゲーのスナイパー達のバイブルとまで言われた映画を見たが、それよりも遥かに「ザ・シューター」の銃描写の方が優れていると思う。
なんせ「山猫は眠らない」は銃弾をナイフで削るなどの言語道断な描写も少なくい。まぁ「山猫はねむらない」は狙撃手の哀愁に浸れる素晴らしい映画ではあるんですけどね。
まぁ銃器描写はともかく、作品として純粋にかなり面白かったです。
冒頭のヘリコプターとの戦いは凄い迫力でした。
まぁストーリーも最後は結構グダグダだけど中盤までは中々いい感じだし、変に難しい話にしないでアクションに重点を置いているのも好感度大です。
それと、最近はこういったB級っぽいストレートなアクション映画が少なくなってる中で、こんな面白いB級テイストの映画を映画館で見れて幸せです。
アッサリしてて気分爽快って感じなので何度でも見たい映画ですね。
まだ原作の方も2冊残っていることだし続編もぜひ作ってほしいですね。
ちなみに原作では次の作品でヒロインと結婚する。これもまた楽しみの一つかも?