300

『300』   ★★★★☆

マッチョな男達が大量の敵とガチンコバトル!!単純なお話を圧倒的な映像美で見せきってくれる。

監督は「ドーン・オブ・ザ・デッド」でロメロファン真っ青の走るゾンビを生み出したザック・スナイダー

主演はアメリカより日本での知名度の方が圧倒的に高いジェラルド・バトラー。クリックすると元のサイズで表示します

ちなみにジェラルド・バトラーの代表作「オペラ座の怪人」は日本では大ヒットしたけどアメリカではコケていて、「トゥーム・レイダー2」のヒロインの相方役もやっていたけど、作品がつまらないだけでなく役も地味だったので意外と知名度は低いらしい。

さて、本作は「シン・シティ」で監督もやってのけたフランク・ミラーグラフィックノベルが原作だ。
シン・シティ」と同様に本作の背景はほぼすべてがCGで作られており、登場人物の服や血などもCGで修正を加えている。

さすがにそこまでこだわっただけあって、映像美は文句の言いようが無い出来。

しかし、それよりも僕が凄いと思ったのはその戦闘シーンだ。

ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの登場でこれまでに無い規模の戦争シーンがCGで作り出せるようになり、大軍VS大軍の壮大な戦闘はほぼ頂点に達したと思う。
そういうこともあって、大規模な戦闘シーンでは「王の帰還」の右に出る作品が今までに登場しなかった。

しかし、この作品は300人というかなり少数の軍隊の戦いだ。壮大な空撮を使用せずに、ほとんどカメラを最前線の兵士と同じ視線にもっていくことで体と体がぶつかり合う迫力と、多彩な殺陣をたっぷり見せてくれる。

この殺陣がかつてないほどカッコよくて、非常にレベルが高い。
特に、スパルタ兵2人がコンビネーションプレイで画面から出たり入ったりする一連の動作をワンカットで見せてくるシーンは圧巻だ。(パソコンで処理したりして実際にワンショットで撮った物ではないかもしれないけど凄かった)
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マッチョが好きな人、剣バトルモノが好きな人、綺麗な映像が好きな人は必見。