雑記

最近友人たちがそれぞれ別な道を歩きはじめてから、話したり手紙をもらったり日記を覗いたりしてると自分の未熟さが身に染みてどうも頭が上がらない気持ちになりますね。これが秋なのか・・・?(笑)


この前、新宿のビックカメラに行ったら品揃えが豊富で都会の凄さを実感しました。そこで2000円しか無いのに東プレのキーボードを触って買うなら106だなとかcore i7の920と860どっちを買おうか迷ったり、いろいろなマウスパッドを試したりと幸せな時間をすごしました。
しかし、たいして更新して無いのにこのブログを書くネタの無さはいったい何なんでしょうね。たぶん映画を観てないせいだとは思うけどこの時期にわざわざ映画館で観たい!という作品が無い。『ダークナイト』のIMAXでも見とけばよかったかも・・・あ、でも金無いや。

ようこそクズの皆さん

先日、友人に誘われて『カイジ』を見た。なんか最近は誰かに誘われないと映画も観に行かなくなってしまった…。ただ今年は『トランスフォーマー リベンジ』と『グラン・トリノ』を観れたので、それなりに満足してしまっているのかもしれない。来年はまた50本は観たいですね。一応映画ブログなんだし50本というラインは最低クリアしておきたいですな(今年はムリだけど)


で『カイジ』ですが原作は既読。カイジの評判を落としたわけでもなく、かといって素晴らしいと言えるほどの面白さやカルト的人気がでるような映画でもない。いたって普通に、無難に映像化したというイメージ。グロシーンは徹底的に排除されてるし、原作の男くさい雰囲気はキャラの性別を変えることによって中和されている。家族で見たって大丈夫な映画に仕上がってはいるが、カイジらしさというのも随所に残されているのでそれなりに納得できる作品になっていると思う。


なにより藤原竜也がイイ!顔が全然似てないことからファンの中でコラとか作られてたけど文句無しにカイジだった。

こんなコラとか

『12人の怒れる男』と『立証責任』

少し話題としてふるには古いネタだけれど日本で裁判員制度が実施された。ということで裁判員制度裁判員の話し合いに焦点を当てた古典的名作『12人の怒れる男』を見た。
物語はいたってシンプルで、とある殺人事件の容疑者が有罪か無罪かを言い争うだけの映画である。冒頭とラストにチラッと裁判所が映るだけで、そのほかのシーンはすべてたった一つの狭い部屋に限定されているのも面白くて、90分程度の作品だがかなり内容の詰まった映画になっている。
ただ「裁判員制度の予習にどうぞ」といったキャッチコピーで店頭に並んでたりするけども、当然ながらアメリカと日本では制度が違うので「裁判員制度」の予習として使うのは少し疑問だ。『12人の怒れる男』では11人が有罪と判断した裁判をたった1人が無罪としたために始った話し合いというか口論がメインなんだけど、多数決が認められている日本の裁判*1では11対1だったら有罪が確定してしまうのでそもそも物語にならないのである(笑)
ただ、人を裁くということの責任や難しさ、冤罪などについて深く考えさせられる映画なので裁判員に選ばれたら是非見てほしい作品。


裁判員制度のシステム自体を知りたいならコッミクの「Q.E.D. 証明終了」27巻に収録されている『立証責任』が分かりやすくて面白い。当然ながら推理モノとしても傑作なので見て損は無いと思う。ただ絵が若干手抜きな気がしないでもないが…

Q.E.D.証明終了(27) (講談社コミックス月刊マガジン)

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*1:ただし裁判官の票が必ず1つは必要

LOST season3


TSUTAYA行ったら5本レンタルしたら1本100円レンタルできるというので、途中でほったらかしにしていた『LOST season3』を全部見た。season3はほったらかしにしていたくらいなので個人的にはあんまり評価が高くないんだけど、終盤はきっちり盛り上がって「はやくseason4が見たい!」っていう勢いになりましたね。『24』と比べるとスローテンポ感は否めないけれど、それ以上にミステリアスな雰囲気がいいですね。season3はアザーズとの戦闘がメインになるので全シーズンほど謎が謎を呼ぶ展開とはいきませんでしたが、1,2シーズンを見ていて思った「おいおいこんな展開でちゃんと終わらせられるのかよ!」という気持ちはだいぶ薄れてきました。確実に伏線を回収しにかかっているのでこれでラストをバッチリ決められたら、TVドラマ史上屈指の大傑作になるんじゃないでしょうか。


LOST シーズン3 COMPLETE BOX [DVD]

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蟲さんと会う

昨日は久しぶりに蟲さんと会った。いろいろと話すのは7ヶ月ぶりというくらいご無沙汰していたけれど、風のうわさで髪の毛がかぶと虫色になっているとか大学デビューを果たしリア充になっているとか耳にしていました。
新宿で待ち合わせしていたんですが、姿が見当たらず「あれれ〜蟲さんいないなー」とか一緒にいたボーンさんと話していたら、フツーに4メートル先くらいに立ってました。噂どおり髪の毛はかぶと虫色だったけど印象が変わっていて見つけにくかったです。


最初はボーンさんのノープランで新宿を徘徊させられた蟲さんは「あ○みちゃんと遊びたいよ〜」とか愚痴ってましたが、デパートの屋上で座りながらしゃべり始めたらうって変わったように充実した大学ライフを語ってくれました。まぁ正直僕はリア充になってると聞いていたのでDJやったりクラブいったりヤクをやったり酒を飲んで運転が趣味なのに警察官志望だったりしているのかと思ってたんですが、蟲さんはレベルが違った。やりたい勉強をがんばりながらも楽しく遊んでるようで、僕のような身分の人間からすればお手本のような人でした。そんな話を聞いていたら蟲さんが僕の前から姿を消したとき、こんなことを言っていたのをおもいだした。


「予想は裏切って、期待は裏切らない…俺はそんな虫になる」


まさにその言葉通りの変化を遂げた蟲さんはとてもかっこよく見えた。


なんか最後のほうはテンションがあがって数年前会ったイタリア人の話とかで大盛り上がりしたら、蟲さんのケータイが鳴り大勢のお友達が誘ってるから行かなければいけないと言い残して蟲はその場を去っていった…。


会った時間は短かったが強烈なインパクトを残して去っていった蟲はやはり只者ではないようだ。

古典怪奇モノ

『Dorian Gray』予告編

http://www.apple.com/trailers/independent/doriangray/
YouTubeには画質悪いヤツしかあがってなかったので見るならAppleのHDからのが良い。
ナルニア国物語』のカスピアン王子がドリアン・グレイ役。正統派な美形なのでこの役はうってつけだが、個人的には『リーグ・オブ・レジェンド』のスチュアート・ダウンセントのほうがそれっぽかったような気がする。
小説の「ドリアングレイの肖像」は古典的名作なので公開される前に一読してもいいんではないでしょうか。

ついでに狼男も映画化。こっちのほうが予告編的には面白そう。
『WolfMan』予告編



冒険小説や怪奇小説が好きなのでそれが映画化されるとうれしいですねぇ。今年は『シャーロックホームズ』の映画化もありますし、これは古い小説映画化ブームがきてほしいですね。そろそろ『ドラキュラ』のリメイク作ってほしい。クリストファー・リーの『吸血鬼ドラキュラ』とかもそれなりに好きなんですけど、もうちょっとゴシック系の映像にしてほしいです。コッポラのドラキュラはなんか凄いビミョーな出来だったしねぇ…
別にコナミの「悪魔城ドラキュラ」シリーズの映画化とかでもいいんですけど。とにかく最近の吸血鬼モノは斬新さをねらったのばかりなんで、原点に戻った中世ヨーロッパ風のビジュアルで映像化してほしいです。


そんなわけで中世ヨーロッパ風の映像だった2作品の予告編紹介でした

ドリアン・グレイの画像 (岩波文庫)

ドリアン・グレイの画像 (岩波文庫)